辻野隆三
8歳からテニスを始め、ジュニア時代は、ほとんどのタイトルを手中に収めた。全日本ジュニアを3年連続で制した記録はいまだ破られていない。
高校卒業後の1987年、プロ転向と同時に渡米し3年の修行を積み1990年帰国。
その後、数々の国際大会、全日本選手権、イザワクリスマスオープンなど数多くの大会で優勝。
1993年のセイコースーパーテニスにおいては、日本人で初めて予選を勝ち抜き、また、1994年オーストラリアオープンにおいても、松岡修造以来となる予選を勝ち抜き、本戦出場を果たしている。この2大会での実績はまだ辻野隆三と松岡修造しか成し遂げておらず、グランドスラム大会の予選を勝ち上がった男子日本人選手は、辻野を含め歴史上3人しかいない。(2007年9月現在)
また、同年の1994年に広島で行われたアジア大会では、実に銀・銅メダルを獲得するなど、日本男子テニス界で長年トッププレーヤーとして君臨。
1997年からは、実業団リーグチームのひとつ、北日本物産に選手兼監督として、男子・女子チーム共に3回の日本一、3回の準優勝にとチームを導く。
選手としては2003年2月に現役引退を表明し、4月に一線を退いた。
現在はNHKのウィンブルドン解説の他、スポーツ専門局GAORA、TBSのテレビ解説、ジャパンオープンではエンタテーメントプロデューサーとしても活躍。
日本テニス協会国際委員、日本プロテニス協会の理事も務める。
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