9月29日(水)20:00~O.A
テレビ朝日 ドラマスペシャル「家栽の人」に観月ありさが特別出演します!
ファッション雑誌の編集長・宇田川杏奈を演じます。
お楽しみに。
観月ありさ(宇田川杏奈 役)コメント
――脚本を読んだ感想を教えてください
脚本家の両沢和幸先生とはお付き合いも長いのですが、両沢さんが書かれたドラマにはあたたかいものが多いんです。そういった両沢さんならではの“ほっこり感”があると同時に、今の時代にそっと問いかけるようなストーリー。働く女性にもやさしい眼差しを注ぐドラマだと思います。私の心にもスッと入ってきました。
――脚本を手がけた両沢和幸さんと本作についてお話されたことは?
両沢先生からは、杏奈のモデルがアメリカ版『ヴォーグ』誌の編集長、アナ・ウィンターであるとうかがいました。先生は「ありちゃん(=観月ありさ)には、アナみたいにシャキシャキした感じの女性像を演じてほしい」とおっしゃられ、彼女のドキュメンタリー映像も見せていただきました。歩きながら1問1答で言葉を発していくような彼女のイメージを参考にさせてもらいました。
――同じ女性として杏奈のことはどのように感じていますか?
キャリア志向で強い女性ですが、彼女が出世して収入も増え、家庭のバランスが崩れてしまったんですよね。でも、バリバリ仕事に取り組みながら、母親として子育てもこなすのは、なかなか難しいことだと思います。また、彼女は子どもに対して愛情は持っているのですが、離れて暮らした期間が長いので、子どものことがわかっているつもりでわかっていないんです。そんな、強いけど切なさも抱える杏奈をうまく表現できればと思いながら演じました。
彼女のように、“自分は良かれと思ってやっているけど子どもにとってはありがたくない”という現象は、どんな家庭でも起きると思うんですよね。子育て中のみなさんが杏奈を見て、子どもとの関係をちょっと見直せるような物語になっているのではないかと思います。
――船越英一郎さん初共演を果たした感想は?
杏奈は会った早々「邪魔よ!」と桑田判事を押しのけるなど何かとキツイセリフが多い上に、態度にもふてぶてしいところがあって、船越さんとは初共演なのになんだか申し訳なかったです(笑)。
船越さんは役柄どおり“癒し系”で、やさしさがにじみ出ている方。常に現場のムードを明るくしてくださるので、日々、温かさに包まれるような感覚で現場に臨むことができました。私はすっかり、桑田判事と船越さんを重ね合わせていました。
――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします
みなさん、大なり小なり、家族間での悩みごとを持っていると思います。この作品をご覧になって、また小さなところからコツコツ関係性を育てていこうかなと、少しでも思っていただけたら役者冥利に尽きるなと思っています。
あらすじ
東京から新幹線で1時間ほどの地方都市にある、前崎家庭裁判所――。“調査官補”から晴れて調査官となった石川圭吾(堀井新太)は、判事・桑田義雄(船越英一郎)のすすめでひと組の夫婦の離婚調停を担当することになった。
調停初日、鮮やかないでたちで現れたのは、人気ファッション雑誌のカリスマ編集長・宇田川杏奈(観月ありさ)。杏奈は、前橋で小さな写真館を経営する夫・良介(小路勇介)との離婚を決意、小学生の娘・沙也加(小山紗愛)の親権を要求したところ、不服に思った良介から家裁に調停を申し立てられたのだ。
実は、杏奈は沙也加が3歳のころから仕事に没頭、都内に仕事部屋を借りていつしか家族と別居状態に。生活費や教育費は負担してきたとはいえ、娘の世話は良介が担ってきた経緯があった。石川は杏奈の行動は育児放棄に近いと判断し、良介の言い分を支持するが、司法修習生の樋口日向子(足立梨花)は「子育ては2人でやるもの。母親が忙しいときに父親が世話をするのは当然」と反論する。
数日後、杏奈が調停員にクレームをつけたため桑田が同席して調停が行われるが、杏奈と良介は娘をめぐって激しく対立。難航する調停に頭を悩ませる石川に、桑田は「うまく言葉にできない子どもの本心を引き出してあげるのも、家裁調査官の仕事。いちど娘さんとじっくり話してみたら」とアドバイスする。ところがその直後、なんと杏奈が強引に沙也加を連れ去ろうとする事件が起きて――!?
そんな中、桑田は傷害事件で送致されてきた少年・穂積大介(水沢林太郎)の審判も担当することに。大介は以前も暴行事件を起こしており、その際、調査官の戸張浩介(山中崇)が更生の意志を確認したことから、不処分決定となっていた。戸張は大介の再犯に激しいショックを受けるが…!?
さらに、桑田はひょんなことからひとり暮らしの高齢女性・吉田八重(丘みつ子)と知り合う。八重は造園業を営んでいた夫に先立たれ、自宅の広い庭を持て余していたが…!?